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【モンテッソーリ】食物連鎖について考えてみよう【命の大切さ】

wakana

モンテッソーリの文化教育のなかに食物連鎖について学ぶ場面があります。(大体6~7歳かな?)
野原や、草原、川や海、世界中の色々な場所で動物や植物が食べたり食べられたりしています。
そのフィールドで一番強いと思われるライオンもサメも、いつかは死に、死んだ後の肉体は微生物が分解し土に返していく。
弱肉強食の中であっても、捕食するだけのものはおらず全てが丸い円になり持ちつ持たれつの関係になっている。私たちの身体は実はたくさんのいのちをもらって生きています。このことは子どもたちにいのちの繋がりや大切さを教えてくれます。
しかし私たち人間だけは食べられるだけで終わっています。
私たちも貰ってばかりではなく、今後何か良いことを世界にお返し出来たら良いですよね^^

食物連鎖を学ぶのにおススメ絵本

食物連鎖についてお話しの導入としてピッタリ!
分かりやすく面白いので、絵本で子どもたちに伝えることもおススメです^^

イワシ むれで いきる さかな  大片忠明
イワシが何故群れをつくり生きているのか、どんな生き物に食べられ、また食べて生きているのか、その一生について学べる本になります。
イワシは鳥やブリ、クジラに人間にと沢山の捕食者によって狙われています。弱いようにも思えるイワシの生きるための知恵に生き物の力強さを感じられます。

こちらの本を読んだ後、息子はアイロンビーズでサメとカジキマグロとイワシの大群をつくり、食べたり食べられたりをごっこ遊びのようにして楽しんでおりました^^

たべることは つながること しょくもつれんさのはなし 
パトリシア ローバーさく、ホリー ゲラー絵、ほそやあおい くらたたかし訳
シンプルな絵と話で分かりやすく食物連鎖について書かれている絵本。私たちの身体を構成するものは私以外のたくさんの命を頂いて出来ていることが理解できます。
目には見えないいのちの繋がりを、子どもにも分かりやすく書かれています。
食物連鎖とは強い物が一方的に搾取するものではなく、それぞれの役割で補完しあっている関係であること、食べられる側(弱者)がいなくなれば、食べる側(強者)もまた生きられなくなってしまいます。自然も周りも大切にすることは、自分のいのちも大切にすることへと繋がっていくことを教えてくれる絵本です。

食物連鎖の話

食物連鎖の絵カード

絵カードを使って、生き物のサイクルについて話しながら食物連鎖の円を作成していきます
説明文を読んで絵カードの下に置いていきます
矢印を置きます

矢印は自作ください

生き物は食べたり食べられたりして補完しあっていることなど
食物連鎖に関わるいのちの話をしたりする

こちらの絵カードの素材はダウンロード可能です^^手作りですので粗さはありますが、それでもよければご利用ください。

※A4にプリントして切って使用してください。
そのままだとヘニャヘニャなのでラミネートするか、厚紙に貼ると扱いやすくなります。

食物連鎖の本作り

子どもと食物連鎖の本作りを行いました。
最初はふーんとした感じでしたが、見本と共に置いていたら「やる!」といって製作してくれました。

食物連鎖の本を作ってみよう!

食物連鎖のお話を子どもとした後に行う発展の活動です^^
自分て作るオリジナルの食物連鎖の本は、子どもの手指の運動はもちろん文字への意識付けにもなります。こちらは親が見本として完成した絵本を用意していると、子どもの「やりたい!」気持ちを自然に引き出します。
今回ダウンロードできる素材として用意してみました。手作りなので使いにくい点もありますがもし良ければご利用ください。
以下に作り方を書きます!

ダウンロードした素材を印刷します

海verと野原verがあるので、子どもにどちらを作りたいか選んでもらいます。

⇩のようにすでに切り分けておいても良いかもです。

色を塗ります

自由に塗ってもらいます^^

色塗りした生き物を切り分けます

大きい生き物と小さい生き物それぞれ切ります。文字は切っても切らなくてもどちらでもOK。

文章の空欄の部分が書ける子は書いてもらう。

難しい子は単語ブロックを切り取り貼る。

文章を切り分けます
A4の用紙を2枚用意します
A4を半分に切ります。半分の紙を3枚用意します。
半分に切った紙をまた半分に折り、重ねます。
折り曲げているワの方をホッチキスで留めます
切り分けたイラストや文章を糊で貼る。

大きい生き物(強者)のお腹の中に小さい生き物(弱者)が入るようにする。大きいイラストを全部糊付けしないように注意。

食物連鎖の本完成!

子ども自身に本を読んでもらってもいいですね^^

もしよかったらダウンロードして小さい本作りを楽しんでみてください^^

まとめ

いかがだったでしょうか^^
今回は

・食物連鎖の話
・おすすめ絵本
・絵カード作り
・食物連鎖の本作り

これらのことについて書いてみました。
いのちの大切さを教えるきっかけとして、親子の会話に食物連鎖の話を取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださりありがとうございました♡

ABOUT ME
wakana
wakana
作業療法士、モンテッソーリ教師、保育士
こんにちわ、作業療法士でモンテッソーリ教師で、家庭では1男1女の二児の母のwakanaです。 絵が好き、物作りが好き、人が好きが高じて作業療法士になる。 子どもが生まれてからこの子が幸せになるためにはどんな子育てをしたら良いか悩んでいた時に出会ったのが相良敦子先生の「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」でした。 モンテッソーリの子どもの持つ力を信じて、成長を見守る考え方に深く共感。実践していく中で子ども自身がイキイキと物事に取り組み集中する姿をたくさん見るようになる。 子どもの自己教育力を信じて成長を見守る子育ての仕方は、子どもの自立を促し子どもが将来出会う様々な困難に対処できる心を育てていくことに繋がっていると感じます。
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